4月28日(土)に開催されました「等々力陸上競技場第1期整備に関する説明会」についてご報告いたします。
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「等々力陸上競技場第1期整備に関する説明会」
2012年4月28日(土)17:30~19:30 於・等々力陸上競技場北側サイドスタンド
[当日資料]
■川崎市建設緑政局 等々力緑地再編整備室より
資料: 等々力陸上競技場第1期整備に関する説明会 (仮設メインスタンド立面図・断面図)
[主催]
川崎市
[出席者]
・川崎市建設緑政局等々力緑地再編整備室 室長 濱見 健 氏
・川崎市建設緑政局等々力緑地再編整備室 事業推進担当課長 平井 正明 氏
・川崎市建設緑政局等々力緑地再編整備室 担当係長 小藪 隆文 氏
・川崎市建設緑政局等々力緑地再編整備室 担当係長 藤井 義章 氏
・川崎市まちづくり局施設整備部大規模施設建設担当 担当係長 清水 洋一 氏
・川崎市まちづくり局施設整備部大規模施設建設担当 技術職員 塚本 猛 氏
[参加者数]
約150名
[意見交換会内容]
川崎市・濱見氏
皆さん、こんにちは。今日はお忙しいところお集まりいただきありがとうございます。等々力緑地再編整備室の濱見でございます。また開催にあたりましていろいろと協力していただきありがとうございます。私どもは地域の皆様と活動の取り組みなど関係者の皆様からもこれまでの経過や等々力全体に求められることを聞いたところでございます。等々力緑地全体完成までのスケジュール感は違いますが、皆様のご理解、ご協力をいただきながら進めてきました。
緑地内の整備に本年度より着手して参ります。これも皆さんも活動など多数の後援をいただきまして、事業を推進する上では後押しとなっているものと認識しておりまして担当共々感謝しております。
実施計画については後ほど説明させていただきますが、緑と水、安全安心、緑地内の導線再整備、緑地へのアクセスと大きく4つに分けて進めていくものでございます。昨年の12月の意見交換会でもお話ししましたが、現在の競技をやりながら緑地内の整備を単体的に進めていきます。本日初めて参加する方もいるので、まずは実施計画についてご説明した後、ご意見ご質問等をお受けしたいと思います。
川崎市・平井氏
これまで再編整備については川崎市では平成20年に等々力緑地再編整備検討委員会で広域的な街づくりと公園のあり方など総合的に見て検討を続けてまいりました。平成21年5月に再編整備に向けた基本的な考え方を再編整備の基本方針と考え、平成21年11月にはパブリックコメントを実施し、平成22年2月に基本構想、10月に基本計画、平成23年3月に緑地全体の整備の方向性、主要施設の整備の方向性、整備手順やスケジュールについて実施計画として取りまとめてまいりました。
実施計画についての概要は緑地全体を次の4つの手順で進めていきます。
1つ目は緑と水の再整備です。緑豊かな安らぎのある空間、外周の緑の充実、多摩川緑地までの軸線の形成、緑と水の連続性と多重性の形成。生物の生育空間の充実に向けた再編整備をしていきます。
2つ目としては安全、安心の整備です。日常、安全安心に誰もが使用できる施設に、災害時には避難、救助ともにできるように、広場やオープンスペースなどの再編整備を行っていきます。また外周の植栽の充実、防災拠点として災害時に必要な機能や整備を備えるようにしていきます。
3つ目としては緑地内歩行者動線の再整備です。安全、安心の緑地内の歩行者動線、関係車両の動線を確保するとともに施設内の分かりやすい動線を確保し、施設内の利便性や活性化を図ってまいります。歩行者動線の再整備としては正面広場をメインエントランスとして歩行者の安全な動線を確保することとして、歩行者動線の立体化、イベント時に安全で利便性のある動線を確保とともに安全で分かりやすい園路の整備を行ってまいります。なお野球場と競技場の間にたまりのスペースを確保していきます。自動車の道路の再整備ですが、緑地内の歩行者と自動車の正面広場や近隣道路の公園利用者の安全を確保してまいります。
4つ目は緑地へのアクセス改善に向けた取り組みも合わせて進めてまいります。
次に全体のスケジュールとしてはおおむね10年を想定し、陸上競技場、硬式野球場、正面広場、釣り池などの整備を緑地内の導線の整備を進めるとともに、アクセス改善を順次進めていきます。大規模施設である、野球場と競技場で同時に工事を進めると、工事に影響が出るため時期をずらして行う予定です。競技場については第1期工事として今年度よりメインスタンドの整備に着手してまいります。
野球場については競技場のメインスタンド整備の完了後、工事に着手します。競技場の第2期工事については野球場終了後、サイド、バックを実施する計画としています。また競技場と野球場の間の広場の整備についても随時進めていきます。
以上が概要です。ここまでが前回説明させた内容です。
次に第1期整備についてご説明いたします。メインスタンドの工事は本年度より着手していきます。工事期間中でもJリーグや陸上競技を行いながら進めていきます。まず日本庭園の工事を行います。次に仮設スタンドをシーズン終了後に造ります。平成24年12月から工事をはじめ来年の3月に完成を目指します。メイン工事中の競技場に使用については現在のメインとトラックの間に仮設を設置いたします。この仮設スタンドは観客数多くて500席程度になる見込みです。仮設スタンドについては来年4月から利用できるように工事を進めていきます。メインスタンド完成までの2シーズンはこの仮設を使って試合を開催していきたいと思います。
メインスタンド解体工事については25年4月よりスタンドの工事に入りたいと思います。メインスタンドの工事は外構分も含めると平成27年6月末を工期と考えますが、平成27年3月のJリーグ開幕に間に合うように工事スケジュールを調整していきたいと考えています。このメインスタンドの改築により3,400人から10,000人程度に拡大する見込みです。またメインスタンドの完成に合わせて、アウェイ側スタンドに大型映像装置を設置したいと考えております。
川崎市・清水氏
まちづくり局の清水と申します。我々のほうでは設計や工事を具体的に進めていく役割を担っています。
今回の工事の特徴は、工事期間中も陸上競技場として利用して行うということです。工事としては今回はこういう条件の中で工事を行いますので、競技場の工事を進めながらスペースを見つけて進めていきます。またこの施設を利用しながら工事を進めていくということで、電気、水、排水も含めていろいろ考えながら工事を進めていかなければいけないと思っています。一般的な建物と違いスタンドというものは特殊な建物ですので、優れた建築技術が必要になってきます。このような難しい工事を考えても設計の段階から施工工事のことも含めて考えた計画をやっていかないといけないというところです。
その前提がありますのでいろいろな技術を活用するために、今回は設計から施工までを一括発注しなければいけないのであります。本来は設計図があって、それに対して使いやすい業者を選ぶのですが、今回は特殊なことがありますので、このような形を取らせていただいています。そして限られた予算の中で、やらなければいけない。より良いものを審査に入れてやっていきますので、今回は入札の際に、点数を決めて業者を決めるのですが、さらにこれから作っていくものでどんなものが提案されるか、新しい試みですとかそういうものを評価しながら、今回はこのようなシステムで工事を進めさせていただいています。
今回の発注の内容ですが、基本のメインスタンドの解体工事、メインスタンドの設計、メインスタンド本体の工事です。使いながらの工事ということで仮設スタンドの設置ですが、これは今回の一括工事には入っていなくて、別の工事として行うことになっております。
今回は特殊な発注で図面がないということで、要求水準を文章で発注しているやり方をしています。図面がないので言葉で説明して民間企業のノウハウを活用してやっております。
設置後は座席数が10,000席以上で、我々のほうでは将来は35,000席ということで、そのさいにメインのほうで作るのは10,000席程度ということで、この段階で造っていくという作業を考えております。
それから観客席をすべて屋根で覆ってくださいということでございます。更衣室、記者会見室、競技場に必要な諸室を造ってください。災害時の活動拠点、環境に配慮した技術を導入してください。こういったことを要求水準書で語っております。これは提案とかの話ではなくて、これらの話をすべて活かしてもらうと。これを活かしてなければ、その先に評価があるのですが、それに満たしてなければ失格となるような条件であります。
要求水準書ということに対してどのように評価するかは、事業者の創意工夫を発揮しやすいところを重要なところで今回設計していると。この評価に関しては資料に書かれていますが、一番目はランニングコストの低減。動線計画の確保、景観への配慮、競技環境への配慮、将来の段階整備への配慮、公園施設の充実、魅力的なスタジアム、見やすさの確保、ユニバーサルデザインへの取り組み、環境技術の導入、地域への貢献などの項目を挙げさせてもらって、さらにその他という項目を挙げさせてもらって、積極的に点数という評価を上げさせてもらうシステムとなっています。ここは業者さんが競争していただいているということになっています。最終的にはこれで評価した点数と工事費を総合的に判断して事業者を決定いたします。
これまで建て替えにあたって、請願や意見交換会を行い、いろいろ意見をいただいているところですが、これがどのような形で要求水準書だとか、評価の基準の中に反映させているかということですが、先ほどお話がありましたが、メインスタンドに屋根がないなどに関してはたくさん考えている要求水準の中で、屋根は芝生の育成環境を考えながらすべての屋根を覆うというふうに書かれています。ここ競技場の芝はベストピッチ賞をいただけるほどですので、そのへんをフォローしながらやってきたい。これはクリアしなければならない条件として挙げています。これをどのような形で評価するかということが魅力的な観戦整備に応用されているかが評価の基準にかえさせていただいています。
続いて、快適に観戦できる座席を増やしてほしいという項目です。ここではメインスタンドは将来の段階整備の配慮として、競技場全体で35,000席を設定席数として全体バランスの中で入場可能数10,000席以上の確保、設備等の設置、その他工夫を講じること。というような要求基準を設けています。最後、バックスタンド、サイドスタンドへの配慮がなされているかどうかが評価の対象となっています。
フィールドへの近さというものもありました。その中ではスタンドはフィールドまで近く、適切な傾斜を確保し、グランド全体を見渡せる視野の確保が要求水準とさせていただいています。評価としてはスタンドはグラウンドの近くで的確な傾斜を確保というところでございます。
また子どもや女性に優しいスタジアムということで、ご意見をいただいている。ユニバーサルデザインの観点から誰でも安全かつ安全に利用しやすいことを配慮すること。評価の中ではユニバーサルデザインへの取り組みで、誰でも扱えるやすく工夫がされているかどうか。
来場者が混雑して危険であるというご意見ももらっています。そこには関しては競技者、お客さん、メディア、来賓、運営業者など明確な動線計画を行うとともに観客の歩行空間を確保することは将来の段階整備も配慮しながら人が重複しても安全で円滑な動線を確保するように十分な施設を確保することを考えております。評価基準の中では観客、競技者、メディア、運営、来賓などの動線が適切に設置されているかというところで判断していきます。
細かいことに関しては文章だけで説明している形となっている。全面ですとか完成予想図というのは、このあと段階を経て出てくると考えています。
入札手続きですが、先月3月26日に入札公告をいたしました。今まさにそれを見た各業者さんが一生懸命図面を描いたりしているところだと思います。それが6月中旬頃に提案ということで、解答ということで私たちに提出してくれることになっています。ここで審査をするわけですが、委員会を立ち上げて先ほどの評価の中身を採点して最終的に落札者を決定するということです。それが7月頃になっております。そのあと役所の手続き上、2回承認というものが必要になっているので、9月の議会でご承認を得た後、10月頃に本契約ということです。年末から年を明けて基本設計の発表があるかと思いますので、そのときはまたよろしくお願いします。
今後の工事のスケジュールですが、今年の12月のJリーグのシーズンオフから仮設スタンドの設置工事、3月から発注して来年の4月ですね、今頃の季節には解体工事を行って、来年9月頃ごろから本体の工事を行います。27年の5月にメインだけは引き渡しになりまして、目標としてはJリーグ開幕に間に合わせたいと考えています。
以上で等々力競技場の改築等についての説明を終わらせていただきます。
川崎市・平井氏
次は皆様方からご意見やご質問をいただければと思っています。かなり参加の方がいらっしゃるので、全員とはいかないと思いますが適宜指名をさせていただき、差し支えなければお住まいとお名前をいただいてからご意見をいただければと思います。
(質問者①)
私、等々力の住民としては、最初の図面によりますと道路がないんですよ。実はこの奥のほうに町があるんですよ。生活用の道路でして、これがなくなるという理解でいいんですか?
川崎市・平井氏
現時点での整備していく直接的な区域としては、現在のテニスコートの脇から中央エリアという形で道路となっていますが、釣り池の外周部の道路については10年間の整備の中では見直して、公園内の安全な利用を確保するために、道路としての解放という形で今計画しています。
(質問者①)
先ほど、この計画を作るにあたって地域の住民の意見を聞いたといったが、誰も全然意見を聞いてないんですよ。みんな生活道路でこれがなくなると本当に困るんですよ。
川崎市・平井氏
平成20年の第1回準備会としては8月から話したとおり、地域代表、市民代表からなる検討委員会を立ち上げて、本来の公園のあるべき姿を含めて20年度から議論を続けてきた。等々力の町会長を含めて中原区の町会長さんも検討会に入っていただき、等々力緑地利用者の懇談会もまた別に設けて、ここでもまた近くの町会の方々にも参加していただいて、公園の姿について議論を続けてきた。公園全体を見たときに公園のあるべき姿、計画として手順を踏んで、この3カ年かけて今回実施計画まで策定してきたという過程がありました。今回の計画の中におきましては歩行者や自転車、こういった利用については公園内なので、より安全、より快適に公園内を通行、利用していただき何の問題もないのですが、車、バイクについては多摩川側から来るとミュージアムの前の整備された道路に車は迂回していただければと思います。
(質問者①)
実際は小杉や新丸子の駅を利用してまして、ものすごく遠くなるんですよ。仮に町内会の個人的な意見だけで話が進んでしまうと、住民の声がまったく入っていないんですよ。まずは住民の意見をよく聞いてそれから実施計画を作るべきだったんじゃないでしょうか?
川崎市・平井氏
この3カ年の取り組みの中で、様々な意見をいただいていますが、この計画を立てる上で必要な手順を踏んで、地域の代表の方にご意見をいただきながら合わせて、手続きをとって段階を追いながら進めてきたので、現時点でこちらの計画についてはそのような形で進めてまいりたいと考えています。話があったとおり具体的に言えば、中央道路の存続として、皆様方の代表から議会のほうに請願という形でお出しいただいているので、5月末頃に議会のほうで中央道路の存続について審査されます。行政としては審査結果を踏まえて、その対応について改めて検討してまいりたいと思います。
(質問者②)
先ほどの方と同じ等々力に住んでいる者ですが、この説明会自体に問題があると思います。ここに集まっている方はフロンターレのサポーターの方たちだと思います。その方々と等々力の住民と一緒に説明会を行うことがおかしいと思います。フロンターレに活躍してほしいというのは私たちも同じで競技場の整備については賛成なんですが、その手順がおかしいのではと思います。住民としては生活道路を失くしてしまう計画にとてはびっくりしています。生活道路を失くすということは、まずは住民に話をするべきですし、相談するべきことです。自然を守っていくということと桜並木の道路を失くすという計画をサポーターの方々に知っていただきたい。防災上もどうなのか、こういったことも含めてサポーターの方々に知っていただきたい。試合の日だけ道路を封鎖するなど、対策があるのではないか。住民の声を聞いていただきたいと考えております。
川崎市・平井氏
中央道路の存続ということ、改めてご意見をいただいておりますので、これにつきましては請願の中で審議されますので、検討していきたいと思います。あくまでも公園緑地全体の中で見たときに、車両が通るのは安全確保のために道路というのは改めて整備をする必要があると検討会でまとまっているものです。しかし、いずれにしてもこのお話については請願で審議されて、結果については私どもとしても検討してまいります。
川崎市・濱見氏
請願の内容については審議を経てとなっていますが、説明会を実施した際にまだまだ多くの意見があることを認識しております。今後も町内会とは説明会や個別にご意見を拾いながら進めてまいります。
(質問者③)
大きいバスターミナルを作っていただきたい。等々力に多くが集まって来られる正面広場にしていただきたい。
川崎市・平井氏
正面広場については、等々力へのアクセスという面で数々の課題があります。緑地の表玄関としての風格も備えながら、整備を進めてまいります。信号機を減らして周辺渋滞を減らす工夫を行ったり、バスの運行がスムーズにいくように整備を進めてまいります。
(質問者④)
住民も公園を良くしていきたいというのは一緒です。公園を良くするために、どうして生活道路を失くす必要があるのか、なぜ桜並木を失くす必要があるのか、私たちが納得するように説明をしていただきたい。
川崎市・平井氏
前回、等々力町会さんにはご説明させていただきましたが、今後の説明会ではお話ししにくいのは、請願が出されている中で、直接やりとりができないルールがございますので、出来る範囲内でのお答えをしているところでございます。請願審査の後、お話しさせていただければと考えております。
(質問者⑤)
仮設スタンドの動線について確認をしたい。また来シーズンの開幕に間に合うのか伺いたい。
川崎市・小藪氏
仮設スタンドについては、建物については当然耐震性もきちんとしたものにしていきます。動線については、7ゲート付近から入って行く形になりますが、フロンターレさんと相談しながら進めていきます。また開幕に間に合うかどうかについては、工期期間から厳しいかと考えていますが、これから業者と工期を相談して調整していきます。我々としましても等々力で試合をしていただきたいと考えています。
(質問者⑥)
仮設スタンドに屋根はつくのでしょうか。また評価と点数で事業者を選定することについては点数と工事費どちらが優先されるのでしょうか。またアウェイスタンドに映像装置をつけることについては、バックスタンドを工事する際にどのように配慮するのか伺いたい。
川崎市・清水氏
評価の方法ですが、最終的には点数が高くても、お金が高ければしょうがないよということは避けられないと考えます。今の段階では分かりませんが、最終的に出た点数をお金で割り算して、最終的に残った点数が高いところが採用されるとなります。ただべらぼうに安い金額が入ってしまったりすることがあるとバランスを考えながら判断するということになります。
川崎市・藤井氏
仮設スタンドに屋根はございません。アウェイ側の大型映像装置ですが、ホーム側の大型映像装置がかなり老朽化しているので先にアウェイ側の大型映像装置を付ける。将来的にサイド、バックスタンドを改築するまで時間があるのでその時にホーム側の映像装置を付けるということになります。
(質問者⑥)
もう一点、第1期の工事の業者が必ず第2期の工事を行うというわけでないという認識でいいでしょうか。
川崎市・平井氏
工事その他については別になるかと思います。
(質問者⑦)
近隣住民ですが、試合中はテレビが全く聞こえません。そのあたりの防音についてはどのようにするのでしょうか。
川崎市・平井氏
音だけでなく照明の問題もありますので、漏れの対策を講じることを考えています。なるべくそのようなことがないように工夫を求めていく予定です。
(質問者⑧)
3月の説明会がなくなり、住民に対する緑地全体の説明はいつ行われるのか。またお願いしたいのは防音をどのようにするのかを答えていただきたい。地域に住んでいる住民にも優しいスタジアムを造っていただきたいと思っております。
川崎市・藤井氏
3月の説明会について、2、3月に近隣の町会さんにという形で予定されていましたが、請願が出されたので見送りとなりました。
川崎市・平井氏
今後も周辺の町会さんと説明会を開くなり、改めて対応させていただきたいと考えております。
(質問者⑨)
平成26年に設置予定の大型映像装置は今のものをリプレイスするものですか。
川崎市・平井氏
メインスタンドの完成に合わせてアウェイ側に大型映像装置を付ける予定です。
(質問者⑩)
コンベンション施設について詳しく説明をしていただきたい。審査委員会のメンバーについて教えていただきたい。
川崎市・平井氏
多機能を有するスペースを確保し、将来的に拡張可能なもので、サッカーの試合だけに限らず一般的にも利用可能な形態は整えていきたいということで考えています。審査委員会のメンバーについては、具体的にはお示しできないが、競技団体のメンバー、学識者、行政メンバーで構成されております。
(質問者⑪)
地震その他のトラブルが起こった際にどこに避難させるのか、また導線はどうするのか。
川崎市・藤井氏
仮設スタンド時の震災対策については、外に出すもしくは、ピッチ内に大変広いスペースがありますので、そちらに逃がすということで考えております。
(質問者⑫)
自転車の動線、駐輪場はどのように考えられているのでしょうか。自転車で私道を通らなくても等々力に行けるようになんとかしていただきたい。女性のトイレの回転率を上げる方法として、劇団四季を参考にしてはどうでしょうか。ベビーカーを広げて観戦できるエリアを作った方がいいのではないでしょうか。
川崎市・平井氏
自転車の動線については現状緑地周辺の幹線道路や周辺道路は今は良くない状況であるというのは認識しておりますので、検討していきたいと思います。駐輪場についても段階的に施設の整備を検討していきます。
川崎市・藤井氏
女性のトイレの回転率を上げる方法として、開いているところが分かりやすいようにすることは検討してまいります。またファミリーシートなどの多様な席種を用意していくことも検討していきます。
(質問者⑬)
住民に対しては早く説明会を実施して、問題点をつぶしていただきたい。二ヶ領用水から直接等々力緑地に行けるようなサイクリングロードを作ってはどうか。評価基準として、地域への貢献が2点は低いのではないか。その評価を高めることで業者はより良い提案をしてくるのではないか。検討いただきたい。
川崎市・平井氏
評価項目、評価の配点については現時点では変更することはない状況です。近隣の方々については、今後個別にお話をするなど調整を図ってまいりたい。
(質問者⑭)
等々力へのアクセスを工夫していただきたい。また桜並木の存続などこれまで出てきた要望についてはやはり検討いただきたい。
川崎市・平井氏
全てがというのは難しいかと思いますが、公園の復元という中で特に桜については検討していきたいと思います。本日は貴重なご意見をありがとうございました。
会場等の都合もございますので、本日についてはこれで一度締めさせていただければと考えております。具体的に業者やイメージパース等々出てきましたら、早い段階で皆様にお示ししていきたいと考えております。また近隣住民の方々には今後個別にお話をさせていただく調整をさせていただければと思います。
川崎市・濱見氏
本日は貴重なご意見ありがとうございました。特に地域の方々、そしてサポーターの皆様のご意見、大変有意義だったと思います。地域の方々のご要望を拾い上げていなかったということが私どもとしては不十分だったと考えておりますので、引き続き個別にお話しさせていただきたいと思います。今後工事が進んでいく中で安全対策をしっかり行ってまいりますが、ご不便をおかけすることもあるかと思いますので、今後ともご協力を宜しくお願いたします。本日はありがとうございました。