[等々力陸上競技場及びその周辺の問題点(7)]部屋、倉庫の不足

等々力陸上競技場の全面改修を推進する会では、実際に等々力陸上競技場を利用されている方々から寄せられた指摘・要望をもとに、競技場及びその周辺の施設・環境に関する様々な問題点を把握するに至りました。ここでは、それらの問題点を写真やデータとともに順次ご報告していきます。なお、等々力陸上競技場の全面改修を推進する会としては、川崎市に対してこれらの問題点の改善を要望していきます。

(7)部屋、倉庫の不足

競技場の部屋数が不足しているため、特別な御来賓や各種関係者のための控室、作業室、観戦用スペースが用意することができません(その影響で、居場所がない関係者が屋内の廊下やロビー等に留まってしまうため、大会運営業務にも支障をきたしてしまいます)。
部屋数が足りないことに加え、使い勝手の悪い部屋も多くあります。使用形態に合わせて間仕切りを入れることのできる大きな部屋が理想であり、メインスタンド1階にはそのような造りが多少施されているものの、間仕切りや窓、ドア等の位置や数が中途半端であり、広いながらも間仕切りで区画分けできない場所が多くあります。ある区画では通路から出入りするドアがなくなる、またある区画では照明のオン・オフが別の部屋と連動しているので多くの照明を無駄に点けておかなければならなかったり、間違えて別の部屋の照明も一緒に消してしまったりする、フィールドを見渡せる窓がなくなる、等の問題があります。
また、倉庫の数も少なく、備品はピロティや通路にも置かれています。場外でも状況は同じで、大規模イベント開催時には絶対に必要な通行導線コントロール柵、テントなど必要設営物を収納する倉庫が少なく、入りきりません。


メインスタンド1階南側の諸室図

以上