9月17日定例記者会見の阿部孝夫川崎市長の発言を受けて

一部報道によると、阿部孝夫市長が近く発表する自らの選挙公約に等々力陸上競技場を全面改修する計画を盛り込むことが明らかになりました。

現在まで明らかになっている情報によると、2017年までの8年がかりでの全面改修となり、まず初めの4年間でメインスタンドと屋根を改修、残りの4年間で他の部分を改修し、その予算規模は200~300億円と予想されているようです。

詳細は正式な発表を待つ必要がありますが、約22万筆を集めた署名活動をはじめとする様々な活動の結果、阿部市長が等々力陸上競技場の全面改修に向けた決断をされたことは非常に大きな進展です。

 

■斎藤文夫 「等々力陸上競技場の全面改修を推進する会」会長コメント
今回、阿部孝夫川崎市長から等々力陸上競技場の全面改修をする方針が明らかにされたことは、J1リーグで現在、タイトル獲得のため戦っているフロンターレ及び、陸上関係者にとって大変喜ばしいことと感じております。これもひとえに陸上競技場の全面改修を求める署名に22万人もの皆様のご協力あってのものと感謝いたしております。長年の夢だった全面改修がなされ、使用、利用する皆様が幸せになれる素晴らしい競技場になることを期待しております。

■川崎フロンターレ 代表取締役社長 武田信平コメント
この度、阿部市長が等々力陸上競技場を全面改修する方針を明らかにしたとの報道がありました。等々力陸上競技場の全面改修は、川崎フロンターレは勿論のこと、ファン、サポーター、スポンサー、そしてサッカーを愛する多くの人々の長年の願望でありました。このため、全面改修に賛同して頂いた22万余名の署名を添付して川崎市議会に請願を行い、議会でも満場一致で採択されました。これを受けて川崎市では改修の検討を始めました。今回、市長がこのような方針を打ち出したことは非常に大きな進展です。
安全で快適な、そして子供達が夢を抱くような、全ての市民が愛着と誇りを持てるようなスタジアムが現実になってきたことを心より嬉しく思います。全面改修に向けて、署名活動を始めとして私達と共に様々な活動を続けてくださった皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。そして、素晴らしいスタジアムの一日も早い完成を皆様と共にお願いして参りたいと思います。

■川崎市サッカー協会 副理事長 加藤渉コメント
私どもが、等々力陸上競技場の全面改修の署名活動を初めてからほぼ一年が経ちました。22万を超えるご署名を頂いた成果で、今春の川崎市議会での全面採択につながり「ねぇ、いつから工事が始まるの?」と子供達から尋ねられる事もありました。しかし、それ以降は川崎市の目立った動きが無く、「署名活動はしたけれど、その後はどうなったの?」と尋ねられて、答えに困っておりました。
先日も我々「全面改修を推進する会」のメンバーで「次のアクションをどうしようか?」と考えていたところでした。ところがこのたび、阿部孝夫市長からのコメントが報道され、パッ!と明るい日が差し込んだ感じです。「署名活動がどれだけの効果があるんだろうか?」という不安な気持ちもありましたが、皆さんの気持ちが、皆さんの行動が、やっと成果として現れてきたと言う事です。
署名活動を手伝ってくれた子供達や我々の声がけに、快く署名をしていっていただいた皆様。本当に有り難うございました。川崎に大きな波が起きようとしております。ぜひこの波を止めることなく、さらに一緒にこの波に乗って行きましょう。一日も早く、それが実現するように!

■川崎市陸上競技協会 理事長 赤地靖男コメント
このたび、川崎市長から等々力陸上競技場の全面改修を行うとの発表があったと伺いました。この改修については、私ども川崎市陸上競技協会として率直に感謝申し上げたいと思います。
私どもでは、極めて微力ではありましたが、よりよい陸上競技大会を開催する環境づくりとして全面改修署名活動にも参加させていただき、陸上を愛する市民の皆様の熱い想いも感じたところでした。昨年、日本陸上選手権大会、スーパー陸上大会が等々力で開催され、正面スタンドに屋根がないこと、正面スタンドと側面スタンドの間に空間があり、風の影響が強いこと、必要な室数が広さを含めて少ないことなどを関係者から指摘されました。スタンドの改修により、大規模な陸上大会が安心して、かつ安全に開催され、川崎市内の小・中・高校生が競技と間近に接する機会が増え、その同じ競技場で競技することにより、更に子ども達の競技力が向上することを大いに期待したいと思います。

■川崎フロンターレサポーター 川崎華族代表 山崎真コメント
我々サポーターやファンの要望に応えてくれたことは、率直に嬉しく思います。今回出されるマニフェストを絵空事にせず、ぜひ実現して頂きたいです。

以上