6/27進捗説明会 議事録

6月27日(日)に開催いたしました「等々力陸上競技場改修の進捗説明会」の議事録を掲載いたします。

また、今回の説明会を受けまして、推進する会としての意向をここにお伝えいたします。

—————————————————————

サッカー・川崎フロンターレが盛り上がりを見せ、また陸上競技も活況を呈しているこの「スポーツのまち・かわさき」に、唯一存在する競技場が、等々力陸上競技場です。

しかしながらこの競技場は、その使用規模に見合わない構造が問題視され、加えて老朽化も懸念される状態にあります。川崎のスポーツの未来のために、現状を変えるべく、私どもは2008年、「等々力陸上競技場の全面改修を推進する会」を立ち上げました。

221,216筆という膨大な数の署名に支えられた私どもの活動は、御陰様で広く認知されることになり、その結果として川崎では現在、スポーツにとってより良い環境を求める気運が高まっていると感じております。推進する会が現実的な側面から考えていた「全面改修」の要望は建設的な膨らみを見せ、川崎市によって立ち上げられた「等々力緑地再編整備検討委員会」の中では、当初は不可能と言われていた「サッカー専用スタジアム新設」の案も出てきております。

これを受けまして、推進する会としても元々の要望の趣旨に立ち還り、サッカーや陸上をはじめ川崎のスポーツにとってより良い環境を整えていただくべく、サッカー専用スタジアム新設の案も含めて行政にお願いして参る所存です。

サッカー専用スタジアムは、スポーツを通じて行う川崎のまちづくりのためにも非常に有効であると考えます。新設に向けては、容易には拭い去れない難点も残っておりますが、「全面改修」に共感していただきご署名くださった方々も、推進する会のこの所存にご賛同いただければ幸いです。

現状の観戦環境及び競技運営を鑑み、競技場の問題は早期に着手されなければならない案件であるととらえております。また、たとえサッカー専用スタジアムであろうとも、全面改修であろうとも、規模や構造等の諸要素に関してスポーツにとって十分に良い環境だとは思えない内容の案が出てきた場合には、推進する会として強く意思表示していく考えであります。川崎市での検討内容が形を見せ始めるこれから、推進する会では今まで以上に力を尽くして参ります。皆様のご理解、ご協力を宜しくお願い申し上げます。

等々力陸上競技場の全面改修を推進する会
会長 斎藤 文夫

—————————————————————

 「等々力改修の進捗説明会」
2010年6月27日(日)9:10~10:50 於・会館とどろき

[当日資料]
■推進する会より
資料1:「推進する会」の改善要望(概要) ※2008年11月、行政・市議会等に提出した内容
■等々力緑地再編整備検討委員会事務局より
資料2:等々力緑地の概況
資料3:等々力緑地再編整備基本構想(平成22年2月策定)【概要版】

[参考資料]
■川崎市ホームページより
資料4:等々力緑地再編整備検討スケジュール(2010年5月27日第12回検討委員会資料)
資料5:等々力緑地再編整備基本計画検討資料(1)(2010年5月27日第12回検討委員会資料)
資料6:等々力緑地再編整備基本計画検討資料(2)(2010年5月27日第12回検討委員会資料)

[出席者]
・川崎市総合企画局公園緑地まちづくり調整室長 鈴木 賢二 氏
・川崎市総合企画局公園緑地まちづくり調整室担当課長 岡 正 氏
・川崎市建設緑政局緑政部公園緑地課長 大谷 雄二 氏
・推進する会 斎藤文夫会長、各構成団体メンバー

[議事]
斎藤文夫会長
皆さん、おはようございます。本日は、私ども推進する会が中心となりまして、等々力陸上競技場の改修の進捗状況はいかにあるか、ということでございます。今日は、市民の皆様に公開をして、ご当局がご検討いただいている状況につきまして、ご説明をいただこうということになりました。
特に先般、新聞で報道されましたように、スタンドの屋根の一部が破損しました。市議会においても取り上げていただき、改修等をどうするかというような問題もございます。
私どもは、今日のサッカー等のおかれる現状から、もっと、より多くの方々が、本当に楽しんで見ていただける競技場を造っていただきたい。バリアフリーの点から考えても、あるいはまた各種の施設の充実等からみて、全面改修を、1年ちょっと前でありますが、約221,000人の方々がご賛同いただいて、市のご当局に、そして議会にも請願させていただいたところでございます。
幸い、市のほうも、等々力緑地を俯瞰していろいろな観点から整備を考えていきたいということで、ご検討いただいています。私どもは固唾をのんで、その委員会の進捗状況等々に注目いたしているところでございます。
幸い、今日はお休みにもかかわらず、市のご当局の方々にご臨席をいただきました。誠にありがたく、厚く御礼を申し上げます。
それではこれから、ご説明等を拝聴させていただき、何とか一日も早く実現ができるように。先般、市長も「前倒しで頑張ろう」というようなご発言をなさっていると側聞をいたしているところでございます。我々の期待する等々力陸上競技場が完成できるように、今後とも皆さんと一緒に頑張って、声を大きく挙げてお願いをしていきたいと思っております。
今日は、市議会の関係の先生もいらっしゃっていただいております。お聞きいただいて、また行政面を通じて叱咤激励していただき、実現の一日も早いことをお願いいたす次第です。ありがとうございました。

司会
お手元の資料について説明いたします。
横長の資料[資料1]は、推進する会で要望している主な点をまとめたものです。主にこういった点を問題視しており、それに従い等々力を、サッカーや陸上をメインとしながら「スポーツにとってより良い環境をこの川崎市に作っていただきたい」という思いから出された要望となっております。
A3サイズと複数枚の資料[資料2、資料3]は、ご登壇いただいている川崎市のご当局、つまり等々力緑地再編整備検討委員会の事務局からご提示いただきました資料です。こちらの資料に沿いまして、本日は事務局の皆様からご説明をいただくことになっております。
推進する会といたしましては、要望を請願書にまとめ、川崎市の市議会に提出いたしました。市議会にて全会一致で採択され、行政としても本格的に動いていただいているところであります。状況を説明しますと、等々力緑地再編整備検討委員会というものがその頃、川崎市によって立ち上げられ、それは競技場を含む等々力緑地をメインに再編整備を検討する会となっています。つまり、競技場もこちらの会がメインとなって考えていただいておりますので、その事務局の方々に状況説明を行っていただこうと思います。
皆様方には、2008から2009年、等々力陸上競技場の改修のための署名にご協力いただきまして、ありがとうございます。その結果を受けまして、川崎市のほうで動き出し、私ども推進する会といたしましてもその状況を見守りながら、何かできることはないか、と。スポーツにとってより良い環境を作っていくという目的のために、状況を見守りながらきたところであります。しかしながら、なかなか、一般の方々のところにまで、検討内容が伝わっていない面もあるだろう、ということで、本日はこの会を開くことといたしました。本日は、事務局の方々からの直接のご説明と、その後には質疑応答の時間もかまえておりますので、お聞きになりたいことがありましたら、うかがっていただきますようお願いいたします。
では、ご登壇の皆様をご紹介差し上げます。
再編整備検討委員会の事務局で、3名の方々です。総合企画局公園緑地まちづくり調整室長の鈴木様、同じく調整室担当課長の岡様、建設緑政局緑政部公園緑地課長の大谷様です。
では事務局の方々に、現在の検討状況についてご説明いただこうと思います。よろしくお願いします。

岡氏
おはようございます。川崎市の総合企画局、等々力緑地地域担当課長をしております岡と申します。本日はよろしくお願いいたします。
今日ははじめに、等々力緑地再編整備検討委員会の検討状況について、おおむね20分ほど説明させていただいて、その後、まとめてご質問等を受けさせていただこうと思います。
はじめに、お手元の資料ですが、A3の等々力緑地の概況[資料2]という航空写真が1枚。もう一つは、今年の2月に策定いたしました等々力緑地再編整備の基本構想の概要版[資料3]です。
現在、川崎市では、等々力緑地全体の検討を進めているところでございます。等々力緑地再編整備検討委員会というのを作り、進めております。その中で陸上競技場についても検討しております。今、検討委員会で検討中ですので、これからの説明は検討委員会での検討状況をご説明させていただくのですけれども、等々力陸上競技場の全面改修を推進する会の主催ということもございますので、お集まりの皆様は何よりも競技場にご関心があってお集まりだと思いますので、今日はできる限り、競技場に関する内容を説明させていただこうと思います。
皆様ご存知かと思いますが、推進する会の皆様から請願書が出され、平成21年3月に採択されているわけですけれども、その補足資料の中でも、いくつかの課題が挙げられています。我々もそういった課題は十分認識して、それらを改善していこう、良い競技場にしていこうという思いで検討を進めているところでございます。ただ、「遅い。どうなっているんだ」、「いつになるんだ」という声もよく聞きますので、今日はそこのところもご説明させていただければと思います。
等々力緑地の概況[資料2]ですが、青で括っているところが都市計画決定されている等々力緑地です。その内側に赤で枠取りされていますところが事業認可を受ける区域ということです。将来的には青いところも含めて全体を等々力緑地として整備していこうというところです。こういった中で、等々力緑地の課題として、多摩川とのアクセスをどうするのか、さらに、多摩川との連続性のある整備を進めていこうということや、同じ緑地内にある硬式野球場。こちらも昭和42年に建設されて老朽化しているということで、こちらも全面改修に関する請願が出されて市議会で採択されているという状況です。さらに釣池がございまして、こちらも浄化が課題になっているところです。
さらに、最寄り駅からのアクセスをどうしていこうかと。歩行者も含め、自動車もですね。皆さん、小杉駅等からバスに乗っていただいてお分かりだと思いますが、特に帰りの際は緑地から臨時バスがなかなか出ないというご指摘も受けていますので、交通上の課題もあります。こうした課題を解決していこうという取り組みを今、進めているところです。
その中に、等々力陸上競技場の検討もあります。検討している間には、利用者懇談会もありまして、こちらは等々力緑地を利用する団体関係者の方々からご意見をうかがう等してきています。省内体制としましては、役所の中に副市長を筆頭とする検討体制も組んでいこうという状況です。
検討委員会にどういう方々が入っているかですが、委員長には、東京都市大学の涌井史郎教授。さらには学識の方々が入られて、スポーツ関係の方々にも入っていただいて、商業の関係者、地域の代表者や市民の代表者に入っていただいております。この検討委員会で今、検討を進めていただいているところです。
これまで何をやってきたかですが、平成20年の10月に第1回検討委員会をやっています。それから今までに12回やってきたわけです[資料4]。この間、昨年5月に再編整備方針というものを策定いたしました。今年2月に再編整備基本構想というものを策定して、今どういう段階かというと、今年の秋頃を目指して再編整備基本計画というものを作っていこうということで検討を進めています。この中では緑地内の、緑もそうですし、各施設の配置やおおむねの規模、方向性も明らかにしていこうということで検討を進めています。
こちら[資料3の1ページ目]が5月に策定した再編整備方針です。
この中では、整備に向けた基本的な考え方というものを書いてございます。「まちづくりと連携し多様な協働・交流による市民が誇れる緑の拠点づくり」ということでまとめ、さらにその下に、その基本的な考え方を実現するための5つの整備方針をまとめてございます。
次は、今年2月に策定した再編整備基本構想[資料3]です。
この中では、段階的な再編整備を進めていこうという風にしてございます。航空写真の中で、等々力緑地とは青く括っている範囲なのですよということをご説明しましたが、今、公園として公告しているのが黄色く塗ってある部分です。全体(都市計画区域)はここ[資料2の青線内]ですが、ここの中には工業団地があったり、住宅地があったり、エネオスのグラウンドがあったり、学校のグラウンドがあるという状況でございますので、今すぐ公園として整備するには非常に課題がある状況です。緑で塗っている区域については、事業化と区域のあり方を検討するエリアといたしまして、今回の再編整備の対象からは除いている、ということにしてございます。
では今回の再編整備の対象はどこなのかということですが、この中央のステップ1[資料3の1ページ目]という区域。現在公園として公告している地域に、ここの青い部分を加えたところを、今回の再編整備の対象にしていこうというものでございます。青い部分はどういう部分かと言いますと、現地に行くと塀で覆われている部分がありますが、そこは現在、地下に下水処理施設を造っていこうというエリアでございまして、それが完成したらそこの区域についても公園として入れて整備していこうということを考えております。こちら、後ほど施設の建蔽率等をご説明させていただきますので、頭に置いておいていただければと思います。
さらに基本構想の中では、「公園の基本的な考え方」というものを整理してございます[資料3の2~4ページ目]。こちらは大きく3つに整理しておりまして、1つは「みどり豊かなやすらぎと安全・安心の場となる公園」。2つ目は「川崎から発信するスポーツ・健康づくりの拠点としての公園」。3つ目は「多様な交流を生み出す場となる公園」ということで、この5月に策定した基本構想というのは、段階的に再編整備を進めていくんだということと、この公園の基本的な考え方をまとめたものだと覚えておいてください。
こちらは、基本構想の中にあるのですけれども、2番目に基本構想の考え方として、スポーツの拠点というのがありましたけれども、各施設の方向性をまとめた部分です。陸上競技場については、左のピンクで括った部分ですが、老朽化への対応が必要だという施設に位置づけまして、「1種公認陸上競技場として、陸上の大会やJリーグの試合等をより的確かつ円滑に運営できる施設」を目標としていきましょう、と。整備内容としては、「競技や観戦が円滑かつ安全に行える環境整備」をしていこう、「競技を開催していないときにもイベント等に利用可能な施設」にしていきましょうということを掲げてございます。
ここまでが、昨年5月に策定した基本方針と、本年2月に策定した基本構想の説明です。
こういうことをやってきまして、今は、再編整備基本計画を取りまとめている最中です。おおむね、秋頃を目途にまとめていこうということで検討委員会で検討していただいています。この中で、施設の配置等も検討しています。施設の配置を検討するにあたり、都市公園法による制約というのがあります。具体的に言いますと、建蔽率というのが大きな制約になってまいります。建蔽率は、公園の面積に対して12%までしか建物を建てることができません。こちらの(3)[資料5]。市のホームページでも同じものを見ることができます。(3)に「大規模施設」の緑地外への建設可能性と書いています。我々も、果たして等々力緑地の他にも施設を建てることができるのか、という検討もいたしました。例えば、企業が持っている土地だとか、臨海部のほうだとか、いろいろ検討しましたが、一番小さい野球場等を入れてみたりしたのですが、それでも市内にはそれが入るような大きさの土地がない、ということで、「大規模施設」の緑地外への建設可能性というのは、緑地外でそういった施設を建てられる可能性がないので、やはりこの範囲で、今回の基本構想の対象とする範囲で行っていくしかないということを表したものです。(4)[資料5]もですね、下水処理施設上部の利用というところ、先ほどの「段階的な再編整備を進めていく」という中で、今後公園として拡大するエリアですけれども、この中の一部と、さらに今、第1、2サッカー場として使われている部分の下には、下水の処理施設が入ることになります。従いましてその上部には、その維持管理に支障をきたす施設を建てることはできないという確認をしてございます。これが一点。もう一つは、先ほど話しました塀で囲ってある部分ですが、下水処理施設の工事が今まさに行われているところでして、それが終わるのが、今のところ平成36年度以降と言われています。それも現時点では未確定という状況です。従いまして、今の時点で使えるところというのは、この青いところを除いた部分です[資料3の1ページ目]。下水の工事が終わればこの青い部分も入れて、再編整備の対象としていきます、というのが、今回の再編整備の対象区域です。
こちらはより具体的な図[資料5の2ページ目]です。こちらの資料は今年5月の検討委員会の資料です。3月の検討委員会で施設の配置について具体的に4パターン提示させていただいたのが、上に載っている図です。このAとBは、おおむね現位置に配置していこうというものです。ちょっと硬式野球場の位置を変えてみて、緑の取り方を変えてみたのがこのAとBというパターンです。Cは、現在の硬式野球場と陸上競技場の位置を入れ替えてみようというパターン。Dは、緑地内にサッカーの専用スタジアムを入れることができないのか、ということで、入れてみたパターンです。この4つのパターンについて、3月に検討したが、やはりスポーツ関係の方々を中心に、Dはできないのかという声が挙がった中で、5月の検討委員会では、一定のフィルターを通して考えましょうということで、事務局で用意させていただいた資料がこういった内容のものです。こちらの検討については、前提条件がある、ということで、建築物についての建蔽率というのがある、ということです。Dパターンを実現するためにはやはり、都市公園の中には建蔽率12%しか建てられないという制約がありますので、それがクリアできないのかを検証した資料もありますが、それは川崎市のホームページには掲載してあります[資料6の1ページ目]。結論から言いますと、公園として拡大していこうというエリアを入れれば、緑地内に3つ、建蔽率の問題だけで言うと、12%をクリアできないこともない、と。工夫をすれば何とか入る、と。ただ、そういった場合は、今でさえ指摘されています、皆さんが入場待ちするスペースだとか、防災上のスペースだとか、そういったものが、当然限られた土地に3つ入れてしまうわけですから、オープンスペースが少なくなってしまいます。
一つの制約である建蔽率上、Dパターンは、もしここの下水処理施設が完成した後であれば、数字的には創意工夫によって入れられないことはない、という確認を検討委員会の中ではしている、という状況です。
今、まさしくこの辺りの配置について検討を進めているところでして、それに当たっては、建蔽率の制約、緑をどう配置していくかということ、また公園へのアプローチ、周辺からのアクセス、さらにメインエントランスをどこに置くか、サブエントランスを整備する必要があるのではという検討の下で、まさしく緑と大規模施設の配置について検討を進めている状況です。
こちらは、その中で特に緑について取り上げた資料[資料6の2ページ目]です。特に区の方を中心に「等々力緑地は、以外と緑が少ない。フラッと自由に行って使える部分が少ない」という声がありましたので、現状についてまとめた資料です。
そして、今後の検討スケジュール[資料4]なのですが、この基本計画をまとめていきますが、次回の検討委員会を7月に開催する予定です。その後もう一度、検討委員会を開催して、基本計画をまとめていこうという計画なのですけれども、この2回の間に、まずは大規模施設をどうしていこうか、さらに、等々力緑地の中には、大規模施設以外にもプールや釣池といった施設があります。そういった施設についてもこの2回の中でやっていくというスケジュールです。これをおおむね秋頃にまとめます。検討委員会はその段階で終わりにして、次の「実施計画」は、例えば陸上競技場についてもっと細かく、具体的にどういう施設にしていこうかということについては、検討委員会の場を離れたところで、関係者の方々も入れて、実施計画策定に向けて検討を進めていくというスケジュールです。
その後は、方向性がまとまれば、ここに平成23年度以降設計と書いてありますが、工事着手までの時間を短縮していくというようなことも具体的に考えていこうかと思います。方向性さえ決まれば、前回の市議会でも市長のほうから「できるだけ早く」という表現をしておりますので、この期間は可能な限り短縮を図っていきたいと考えております。
説明は以上です。どうもありがとうございました。

司会
ご説明ありがとうございました。ただいまより質疑応答の時間とさせていただきます。
ご質問のある方、どうぞ。

———-質疑応答———-

(質問)
市の議事録を見させていただきましたが、その中で、武田川崎フロンターレ社長や赤地川崎市陸上競技協会理事長はD案を推していました。そういった流れの中で、D案の検討の余地はないのでしょうか?
D案は、ただ施設を並べて描いただけで、それではやっぱり圧迫感があるように見えてもおかしくない。配置の描き方を工夫して、少しずらして描くだとかすればどうでしょう? 建蔽率については、うまくクリアしていただけないものかと思います。
5月の検討委員会の議事録を見ましたが、陸上競技場とサッカー専用スタジアムを建てるために必要な面積は、事務局のお答えは「一緒」ということでしたが、明らかに陸上競技場とサッカー専用では面積が違うと思います。D案を出されていますが、実際に事務局として検討する気があるのかどうか、疑問に思いました。
私としては、D案でどうにかいけないものかと思っているのですが。

岡氏
まず一つ、D案は、建蔽率上も、公園として拡大する区域が組み込めれば何とかなります。つまり、平成36年度以降になってしまうという制約が出てきます。それも下水の工事が終了した後ですので、工事終了は未定です。という状況ではあるのですけれども、ご指摘のように、検討委員会の中でも、現行の競技場一つでは、サッカーと陸上の運営を一緒にやっていくのは限界だという声をいただいているということもあります。スポーツという視点から見たときに、サッカー専用スタジアムがあるべきでは、というご意見もいただいています。私ども事務局を務めさせていただいていますが、はじめからD案はダメだという意図をもって作業を進めているという訳では全くなく、逆にD案をやるためにはどうすればいいのか、ということを皆で考えているところでございます。それでももし、課題があればそれをお出しして、皆様に「それではしようがない」と思っていただけるように。また、逆に「その程度だったらD案でいくべき」となるのかもしれません。どうすればD案ができるのか、という検討をしております。

(質問)
大規模な改革については今、ご説明いただき分かりました。共感いたします。ただ、私としましては、フロンターレの開幕戦で、雨のときが多いもので、メインスタンドで雨に濡れて合羽で観戦しています。例えば、大規模は大規模でご検討いただいていると思いますが、競技場の修復というのはその大規模な中に含まれてしまうのか。それとも、とりあえず家で言うところのリフォームという考えがあるのかどうかをお聞きしたいと思います。
等々力競技場としてはリフォーム的な修繕という形で、例えば車イスの方の通路、メインスタンドの屋根の問題、雨漏りの問題とかいろいろあると思うのですけれども、大規模をやる前に、個々の修繕というのは考えていらっしゃるのでしょうか?

岡氏
ご指摘がありました「メインスタンドに屋根がない」またコンコースが狭いといった点は、推進する会からお出しいただいた資料の中にも書かれています。そういったものについて今、どう対応していこうか検討している中で、まず基本計画の段階で配置等を決めますので、その後、具体的な改修をどうしていこうかと。例えば、メインスタンドは古いから壊して屋根をかけましょうとか、そうした具体的な内容については基本計画が出た後、実施計画の段階でやろうと考えております。基本的には今年度末に向けて検討していくという中で、それでも緊急に対応しなければならないリフォーム工事等は、実施計画を立ててその間、そこのところも市長から「できるだけ早く」という指示を受けておりますので、我々も事業着手を早くしていこうという意向がありますので、等々力陸上競技場の改修をどうしていこうかということと、緊急のリフォームをどうしていこうかということは、並行して、必要のあるものは早急に対応していくということをさせていただきたく思います。

(質問)
人口140万人ほどもある川崎市で、サッカー専用スタジアムが一つくらいあっても当然だという思いもいたします。それと、サッカーだけではないですが、プロスポーツが持っている市民の一体感を醸成する、そういう文化的な役割、これを重視していただいて、そこにお金をかけていただきたいというのが一つ、要望です。
長期的には、私もD案を支持したいと思います。そして、短期的には今の陸上競技場を使いやすいように、安心して見られるようなスタジアムにしていただきたいと思います。
それから、いろんな競技場に観戦に行ったりするのですが、特に国立競技場は非常に座席が狭いですよね。ちょっと太った人間は縮こまって見ないといけないという座席しかないというのが日本のスポーツの施設の貧しさを表している感じがします。
改修の際にもそういうところを考慮して、少し観客席数が減るかもしれませんが、広々とした座席、ゆっくり見られるような環境を作っていただきたく思います。

岡氏
観戦環境の改善について、座席が狭いということですね。さらにこの推進する会の資料の中にも「ドリンクホルダーが必要」というご指摘も受けています。もしD案に向かう場合、それらについて当面の対応が必要になってきます。十分、配慮しながら、皆様にとって見やすい環境作りを整理していきたいと考えています。

(質問)
私はサッカーの観戦者として、D案であったらいいなという気持ちなのですが、現実的には市の予算も限られていますので、どの程度の予算をかけて公園を整備していくかをうかがいたいと思います。
もし、サッカー専用に限らず陸上競技場を改修するとしたら、どのくらいの規模の競技場を造るのか、現時点で計画の中に入っているのであれば教えていただきたいのですけれども。

岡氏
事業費と施設の規模ですね。
今、スケジュールでいうと基本計画に向けて行っているところです。具体的に施設を配置していく中で、検討委員会の資料では図面上に落とし込んで出しているのですけれども[資料6の1ページ目]、その中では、仮に陸上競技場は3万人程度を収容できる規模をイメージしたものと、硬式野球場については15,000人程度のものを今、仮に配置したもので議論をしていただいているという状況です。この規模自体も今後ということになるのですけれども。我々が仮に置いている3万人というのは、現状が陸上競技場は25,000人と、とは言いながら実際は22,000人弱くらいしか入らないというご指摘を受けている中で、フロンターレの最近の観客数がもうかなり入れない方も出てきている中で、収容人員の拡大が望まれているという中で、今は3万人を置いて検討委員会のほうには資料をお出しして検討していただいています。
硬式野球場の15,000人というのは、利用の実態が、硬式野球場は高校生が中心ということで、高校関係者のご意見を聞くと、最低でも15,000人程度というご意見があります。規模自体や、施設の仕様というのは、実施計画に向けてということになろうかと思います。
事業費についてですが、硬式野球場の改修が必要、陸上競技場も良くしてください、さらに駐車場も増やしてほしい、といろいろなご意見をいただいています。そういった事業費を積算して、今後積み上げて参ります。やはり、ご指摘のように市にもお金に限りがあります。市には10年スパンの計画がありまして、その内3ヶ年に区切った実行計画について、ちょうど今年度、具体的に事業費の積み上げを今行っているところです。そういう中で今、大方の事業費を把握して、後は果たしてそれを市で全部出せるのか、と。では市で出せないのであれば、何か他の手はないのか、と。例えば民間活用する手はないのか等ですね、そういったことを今、幅広に並行して内々では検討を進めていきたいと考えております。事業費については、まずは積み上げと財源等について並行してやっていく、今年度中にその作業も終えるというイメージでやっております。

(質問)
今、財政の問題が出ましたね。私どもも良いものを造っていただきたい。行政側も、どうせお金をかけるなら良いものを、と。ここは一致するのですけれども、一致しないところは、お金の問題が、行政のほうは、私どもが良いものを要求すれば要求するほど、お金が膨らむというところがあって、そのお金をどうするかという問題があります。特定の、いわゆる陸上競技場を改修するための基金が設定されているのですけれども、残念ながら市民への浸透度、どのようにして寄付をするか、寄付受け付けがどこにあるかということが浸透してないと思います。聞くと、陸上競技場にもあります、でも受け付けにあります、というのですね。サッカーの試合開催日に私どもファンが近づくことはできないわけです。やはり、どなたでも、どこででも寄付ができるように考えていただければ。
約22万人が署名をして、私も署名をした側の一人からすれば、一日も早く良いものを造っていただきたい。かと言って、20万円も30万円も寄付する財力もない。野球のダルビッシュ選手が1アウト取る毎に何万円ということをやっていますが、例えば等々力で、フロンターレが勝ったときに勝利募金を呼びかける。これは是非、フロンターレのファンの、あるいはフロンターレの応援団体の方々、私どもも含めて考えてほしい。
市のほうも、そういう基金の呼びかけが可能なのか。大型ビジョンに「今日は勝ちました。子供10円、大人100円」でもいいでしょう。そういうことをやると、私どもも陸上競技場の改修、サッカー場の建設ということに直接に関われる。例えば公園センターに基金受け付けが置いてあっても、多分そこへ行く市民は少ないと思います。もっと市民が集えるところに設置して呼びかけていただきたい。
陸上競技場でサッカーの試合があったときに、あるいは陸上の全日本選手権があったときに大型ビジョンを通して呼びかけをする。あるいは今年の9月に全日本陸上があったときに、競技場で日本記録が生まれたとしたら、それを祝して募金を呼びかけるとか、そんな工夫をしていただけたらありがたい。

大谷氏
今、ご要望をいただきました基金の件ですが、実際に昨年12月、等々力陸上競技場整備基金という形で、陸上競技場の整備に特化した基金を設けました。現在、約2800万円のご寄付を皆様からいただいている状況です。実は今回の議会でも、こういう基金がせっかくありながら、市民やサポーターの皆様へのアピールが足りないのではないかというご質問をいただきまして、様々な検討を進めさせていただいているところでございます。直接、私自身が担当部署ではないのですが、先ほどご指摘のありました、大型映像装置を使っての呼びかけ、あるいは7月14日にJリーグの大宮戦がありますが、その時には職員を動員して、寄付金の呼びかけ、そういうものを現在やっていこうという形で検討を進めているところです。
正直に言いまして、整備基金を作ったときに、どういう形でPRしていったらいいかということで、やはりPRするにあたっては、それなりのものが見えなければ、と。陸上競技場がこういう風になるのですよ、ですから皆さん、ぜひ寄付金をお願いします、という形で、その絵を求めていた部分がございます。その絵が、検討委員会の中である程度方向性が見えたならば、ということで、若干時期を逸してしまったというのが実態でございます。これからはそういうことのないように、これから様々な形で寄付金のPRを行っていきたいと思います。

(質問)
建蔽率がかなり制限になってしまっていると感じたのですが、そもそも建蔽率とは変えられないものなのでしょうか? 安全上、防災上等の観点があって決まっているとは思いますが、必要であれば変えるのもありでは、と思いますがいかがでしょうか?

大谷氏
建蔽率ですが、これは都市公園法という法律で決まっておりますので、一自治体で変えられるかというご質問をいただきましても、正直に言いまして、基本的には、今現在では変えられないという答えしか自治体職員としては言えないかと思います。
この都市公園法というのは、昭和31年にできた法律で、その中になぜ建蔽率が設けられているかというと、実は戦後、公園はすべて空き地としてとらえられてしまいまして、非常にいろいろな施設が公園の中にできたという経過がございます。例えば、公園の中に市場ができたとか、あるいはこの近くで言いますと、公園の中に競輪場が、富士見公園などまさにそうなのですけれども、競輪場ができたりですね。いろいろなものが公園の中にできたということで、やはり緑とオープンスペースを守らなければいけないだろうということでできたのが都市公園法という法律です。実はそのときの建蔽率というのは2%でした。1,000平米の公園に対して、20平米の建物しか認めないというのが、当初の都市公園法の考え方でした。それだけ緑とオープンスペースをたくさん取っていこうという形でした。公園の施設の中には、運動施設や共用施設や休憩施設、いろいろな建物が公園施設としても認められておりますので、そういうものはやはり、プラスアルファで認めていこうということで、10%が加算されました。それで現在、12%と話されています。本来は2%が基本にあって、プラス10%という中で、公園の施設として認めていこうということです。そういう都市公園法本来の趣旨がありますので、なかなか建蔽率を変えていこう、20%、30%にしようという議論は、国のほうでも議論をしているかどうかということは、私は情報として持っていないのが実態でございます。

(質問)
今の件についてですが、都市公園法は日本中全ての公園にあてはまるものでしょうか? もしくは何らかの特区のような扱いにして建蔽率を上げられる可能性はあるのでしょうか?

鈴木氏
公園法としては、都市公園法が一つのみでございます。可能性として特区というお話をいただきましたが、特区というものは、様々なものがありますが、特定の目的を定めてそこの区域で独特な事業等の展開ができるように法律の制度の一部を弾力的に運用するというような区域のことを通常、特区という風に言っております。その中で、12%という建蔽率の話を差し上げましたが、基本的には法律という中で、全国がそれで動いていますので、それを突破していくのはまずほとんど難しいだろうと。その中で、特区を使ったらどうなのかというところはですね、これはちょっと、想定でお話できることではないのですが、もしそういうことがあればですね、全く不可能かどうかと言うと、私がこの場で不可能だとも言えないような状況です。ではどれほど可能なのかというと、それについても申し上げられないというか、これは一つ一つ、ケースバイケースになっていて、公園を運動公園的な使い方をしていくということで、特区を挙げて、認めていただけるかという話と、仮に認められたときに、どういう制限があるかというのは、もしそういうことを可能性として追求していくということになれば、今後検討していくことになるかと思います。
一般論的に言えば、特区を申請して設定していくということになれば、通常でも2~3年、場合によっては5年等、そういうスパンをかけて国と協議をしながら進めていくのが通例です。ハードルは高いのですが、この場で一刀両断にあり、なしという話はできないという状況です。
それと、先ほどのご質問の趣旨の中で、12%の建蔽率を変更できないかという話は、通常、都市計画で住宅地等は建蔽率が50%とか60%、80%と決めているように、市として都市計画決定権を持っている中でできるのかどうかという部分も含まれていたかと思うのですが、それについてはできないということを、先ほど大谷が申し上げた通りです。

(質問)
根本的な話ですが、今回資料[資料3]を作っていただいた中で、最初の「『公園の基本的な考え方』に向けて」というところで、「整備に向けた基本的な考え方」として、「さまざまな意見・要望がありましたが、次の5つに集約されます」とあり、1~5と番号が付されている中で一番最初に「“みどり”を増やしてほしい」とされていて、3番目に我々が署名した点に絡む「施設の改修」があります。この1と3が同列に並んでいては、いつまで経っても平成23年度に向けた計画の策定ができないのでは、と思います。
何度も建蔽率の話が出たり、陸上競技場や硬式野球場、プール等の施設が川崎市の他の土地に入らないとおっしゃられていますが、逆に言えば緑のほうは、他のスペースに作ることができるのではないか、と思うのですけれども。
まず、「整備に向けた基本的な考え方」の1~5が優先順位として並べられているのか、うかがいたく思います。加えてもう一つは、なぜ緑を増やすところと施設の改修が同列に並んでしまっているのか。建蔽率が問題になっていて、建蔽率を増やせないというのであれば、どちらかを取るしかないのではと思うのですが。

岡氏
1~5は、特にご意見数が多かっただとか、我々が優先的に考えている順番ではございません。ただ、おっしゃるように、検討委員会の中でもやはり等々力緑地ということなので、緑は大切、緑を充実させていこうというご意見はずっと出ています。
もう一つは、3の施設に関することですが、最近特に、施設の配置について検討しています。スポーツ関係者の方々を中心に、運営上の問題点もありますし、スポーツという視点から考えたときにやはりどうなんだ、と。もっとスポーツという視点からも等々力緑地を考えろというご意見もいただいております。まさしく、今やっております検討委員会の場では、この等々力緑地の中で、緑の充実を図りながらいかにスポーツ施設の充実も図っていくかというところがちょうどポイントになっているというところです。

(質問)
等々力緑地に緑を増やそうということであり、川崎市内に緑を増やしていこうという考え方ではないということですか?

岡氏
今年2月に基本構想[資料3]を策定しましたが、等々力緑地をこういうものにしていこう、という考え方をまとめたものです。まず一つは「公園の基本的な考え方」の(1)にある緑、二つ目が(2)のスポーツ・健康づくりの拠点としての公園、三つ目が、それらを受けて(3)の多様な交流を生み出す場となる公園、ということです。まさしく、公園の目指していく考え方を掲げた中で、(1)と(2)のバランスをいかに図っていくのかという検討を進めている状況です。

(質問)
等々力陸上競技場の今後の整備についての考え方なのですが。うかがっていますと、サッカー専用スタジアムを造るということになりますと、どうしても平成36年度以降という話がメインになってくると思います。当然、時間的な問題もそうでしょうし、財政的なものが耐えられるのかどうかも検討に挙がってくると思います。
一点、ぜひ要望させていただきたいのですが、現在は等々力陸上競技場という名前になっていますが、私はこれ、等々力サッカースタジアムを造るんだ、ということにしていただきたいと思います。そして、もし陸上競技場をサッカーと陸上で併用して使うということであれば、サッカーがメインであり、空いた時間を陸上で使う、と。陸上競技場としての競技場整備ではなく、サッカースタジアムとしての整備をし、余った時間に陸上競技をしていくという形でぜひ進めていただきたく思いますが、お考えをうかがいたく存じます。

岡氏
現行で、等々力陸上競技場はサッカーをはじめ、陸上の方々にもご利用いただいております。仮に、サッカースタジアムとしていくのであれば、当然陸上の方々にも合わせてそれなりの対応を考えていくということになると思います。そういったご意見があったということで、ご意見として承ります。

(質問)
当然、陸上競技場を使っている各種団体は多数ありまして、どれをどう取っていくかという最終的な利害調整が行われるわけでありますけれども、当然考えなければいけないのは、全体の利益でございまして。過去の経過よりも、いかに、現在等々力陸上競技場をどのような方々が使っているのか、そして地域に与える影響というのが、どのスポーツが一番地域に対して有効なのかということも踏まえて、これはサッカー専門のスタジアムではなかったとしても、サッカーをメインとして考えていくべきだということは強く申し上げたいと思います。これは過去の経過ではなく、全体の利益、競技人口も踏まえて、役所のほうできちんと判断すべきだと思います。

司会
事務局としては、今のお話をご意見として承った、ということでよろしいですね。

(質問)
D案が皆さん、納得できるところではないかと思いますが、それができるのか。最短で平成36年度に下水処理施設の工事が終わった後。私たちが実際に使えるようになるのは平成40年度前後かと思います。
では、それ以外のA~C案では、どれくらい短縮できるかもしれないのでしょうか[資料5の2ページ目]。時期的なものを教えてください。

岡氏
AとBはほぼ同じだと思いますが、これらの案は配置だけ検討している資料でございまして、例えばAの場合ですと、陸上競技場はおおむね現位置なのですね。では現位置でどういった改修をするのかは、基本計画の後、実施計画に向けての検討になってまいります。
例えば、位置は今のところですが、陸上競技場を全部壊してやり直す考え方も一つあるのかもしれません。例えば、考え方としては、メインスタンドは壊して屋根を付けるのであるけれども、サイドとバックスタンドはまだ造って間もないので可能な限り使っていきましょうというようなものです。
具体的な改修の検討を、基本計画を今秋にまとめた後に行ってまいります。具体的にいつから使えるようになるのかは、今年度末に具体的な改修内容をまとめていきます。その後、検討さえ終われば残すは設計、工事ということになりますので、その期間の短縮は、先日の議会で市長は「できるだけ早くやる」という風に答弁しています。方向性さえ決まれば、通常は設計を終えて工事に入れるという状況です。
C案は、硬式野球場と陸上競技場の位置を入れ換えるという案です。例えば、陸上競技場を現野球場の位置に造ることを先に行った場合、現状の位置で、陸上競技場を使用する試合はやっていただきながら、野球の方々には外に出ていただいて、その間に現野球場の場所で新しい陸上競技場を建てるということが可能になってまいります。建設に関する順序についても今後ということになります。仮の話ですが、陸上競技場を先に造ろうとすれば、硬式野球場の代替地を探さなければ野球をする場所がなくなってしまうということになります。具体的に申しますと、まず硬式野球場を利用される方々のために代替地を探して、工事期間中には一時他の場所に移っていただいて、新しい陸上競技場を建てる、野球場を壊してそれを建てるには、おおむね2年程度でしょうか。一方では陸上競技場で競技を行っていただきながら、新陸上競技場に移っていただくことになります。その後に、現在の陸上競技場を壊して硬式野球場を造るということが考えられるのではないかと思います。この場合でも、野球関係者の方々には緑地外で競技を行っていただく期間が長くなりますので、関係者の方々との調整も必要になってくるというパターンです。

(質問)
先ほどの質問にもありましたが、緑と競技場の二兎を追う者は…、となると思われます。こうなったら、全体としてではなく、競技場関係を商業施設として、それ以外を緑地として独立して整備という方向にはできないのでしょうか?

鈴木氏
川崎市はご覧の通り、都心部で緑が少なくなってきているのが実態です。大きな意味で言って都市計画行政の中で、公園の配置や商業施設や建物のゾーニングをして決めてきた経過があります。都市計画を決めれば、百年の計のような全体のゾーニングに向かって土地利用を進めていくというのが基本的な考え方でございます。その他、都市計画で決めなければならないことは、都市施設といって個別の事業施設を決めていく手法があるのですけれども。その中で公園については今後、川崎市の中で新たに都市計画として公園を指定していける場所が基本的にはほとんどない実態がございます。決めたところでさえ、この等々力緑地でさえ全ての整備が終わっていませんので、それが整備されてこそ、その中で、住環境と商業施設系の業務ですとか、それから自然というものがかろうじてバランスが取れていくという形になっていますので。やや都心部から離れた地域主体になれば潤沢な緑がありますから、他のところで緑を確保して、都市計画として決めた部分を減らすということは手法としてはあり得ると思いますが、川崎市の場合はなかなか、小杉周辺の再開発を見ていただいても分かるように、緑が大変貴重な状況になっている中で、現在ある等々力緑地の緑を削減してスポーツ施設やミュージアムのような文化施設等さまざまな建築物を増やしていって、どこかに緑を増やしていくということは、現実的にはほとんど考えられないので、今ある中で何らかの工夫をしていきたいと思います。
先ほどから平成36年度以降の下水処理施設の上部利用のことも挙がっていますが、今日ご指摘いただきましたように、やり方としては、短期的には難しい部分ですけれども、多摩川に沿った各施設等のある区域は緑にしていくのが私たちの仕事だと思っております。そういうことができる段階になれば、建蔽率の分母にあたる土地面積は大きくしていけます。将来的には、20~30年の計、ないしは50年の計というような話だとは思いますが、そのときはそういうことが可能になるのかと思います。
それと一点、今のご質問とは別ですが、下水処理施設の上部利用が可能になり、公園用地としてカウントできるようになるのが平成36年度以降というのがなぜか、としばしば聞かれることがありますので、お話ししておきます。下水処理の工事は早く終わらせて公園にしてしまえばいい、というご意見をよくうかがいます。予算がなくて工事が進まないのでは、と思われがちです。私も専門ではないので詳しいことは別の機会に譲りたいと思いますが、現在、東京湾に下水処理水を流しています。雨水だけではなくいわゆる汚水、トイレから流れてくる川崎市のかなりの流量をここで処理しています。高度処理水という形で浄化された水は、そこに金魚等を入れても飼えるくらいの水になって出てきます。それを多摩川、東京湾に流し込むのですけれども、東京湾が受け入れる基準値がこの間、さらに厳しい基準になっていって、極端な言い方をすると飲めるくらいの水にならないと流してはいけないという状況になっています。現在はそこまできれいにした水を流せないのが実態で、暫定値で許していただいている状況です。その中で今、プラント開発をやっています。下水処理施設というのはどこかで作られたものを持ってきて組み込めばいいというものではなく、この東京湾に面した自治体全てがそれぞれ、研究型に近い形で実験を繰り返して、どうしたら基準に合うかということをずっとやっているわけです。その行程を詰めて計算しても、どんなに早くても平成36年度までに技術開発ができればいいほうである、という形になっています。

(質問)
再編整備基本構想は、等々力緑地だけのものであって、他の川崎市の公園は無関係なのでしょうか? というのは、仮に富士見公園と等々力緑地の2つを組み入れれば、野球場を富士見公園に移して、等々力緑地の建蔽率を上げるとか。例えば川崎フロンターレが鷺沼でやっているフロンタウンは浄水場の上部を借りている状況だと思いますが、野球場をそこに移してフロンタウンを等々力緑地に持ってくるだとか、そういう調整をやることはできないのでしょうか? あるいは、「川崎公園」という一つのくくりを作り、市内にある公園全体を一つの公園としてまとめ、その中の一つとして等々力緑地があると、そういう括り方はできないものでしょうか?
もう一つ、スタジアムを造るときに都市公園法があるのは分かりますが、市の施策として、例えばスタジアムの中に福祉施設や市とって有用なものを作る。そうすると都市公園法だけには縛られないものができる気がするのですけれども。

鈴木氏
まず一点目ですが、川崎には大きな公園がいくつかある中で、特に大きな公園が整備した時期がだいたい同じなものですから、それぞれの施設の老朽化も同じように進んでいて、それぞれ再編ないしは整備が必要になっているということがまずあります。そこで、従来は個別の公園の担当で進めてきていて、建設緑政局というところに緑の担当がいるのですが、現在でいうとそれとは別に、大公園ということで総合企画局の中に公園緑地まちづくり調整室という組織を昨年作りました。そこではまさにご提案のように、富士見公園と等々力緑地と生田緑地、この3公園を大規模公園と位置付けして、それぞれマネジメントも含めて、一緒にうまくできないかということで組織が設置されました。全体をくくって何とかできないか、ということですが、機能をそれぞれの施設同士でやり取りすることは可能だと思います。例えば野球場を富士見公園の中に建設するということは調整が付けば可能だと思います。ただ、誤解が生じてはいけないと思いますのは、建蔽率の移転というようなことはできないということです。例えば3つの公園トータルで分母にして12%に収めるというのはできません。
もう一点、スタジアムの中に福祉施設のようなものを造り、都市公園法に収まらない範囲になったらどうかということですが、それぞれの法律が全て満たされてはじめて事業化できますので、どれか法律が来たら別の法律を覆い隠して何かができるということは通常ありません。やはり、都市公園法の縛りは存在し、福祉施設であればその基準を示した法律の両方を満たしながら事業化をしていくというのが原則です。
元々、富士見公園には川崎球場があったくらいですから、今は長方形スタジアムということで特にアメフトの方々を中心にご利用いただいていますが、施設の移転については全体で考えてもいいものだと思っておりますし、また、そういうことでご提案があれば、私たちも考えていきますけれども、ご提案はご提案として受け止めながら調整していこうと考えております。

(質問)
検討委員会の資料や議事録等は川崎市のホームページにあるということですが、実際に映像で見られたりしないのかと思います。今、ほぼゼロに近い予算でできますし、やっていただけたらと思います。
それと、基金についてですが、現在はフロンターバナナを購入したら基金に回るというものをやっているかと思います。やっぱり、単純にお金を出すというより、そういうもののほうがハードルが低くなって皆が参加しやすくなると思います。他の生活消資材でもいろいろやっていただければ、と思います。
それと、A~D案でそれぞれいつ頃になるか、という点。ほとんどの皆さんが「改修の署名をしたよね、ではいつ?」と考えていると思いますが、その数字が見えないがために、皆が具体的なアクションを取りづらくなっていると思います。修正されてもかまいませんので、その数字が早くみたい、という要望が強いと思います。実際、ワールドカップの南アフリカのスタジアムも「できないのではないか?」という話がありながら、最後には開催できたわけです。2020年のワールドカップ開催国として日本が立候補していることもありますので、そういったターゲットを持って皆が一丸となってできるのであれば、より盛り上がると思います。そういった数字の目標を、暫定でもいいので早く出してほしいと思います。

鈴木氏
検討委員会の様子を映像で、ということでよろしいですか。会議は元々、川崎市では全て公開制の会議ですので、当日はご覧いただけるようになっています。今、市議会の映像も配信しています。個別の会議でなかなかそこまで手が回っていないのも実態かもしれませんので、それはご意見としてうかがい、どういうやり方ができるのか市の中で相談してみたいと思います。
それからもう一点、募金の話から絡めて、整備スケジュールのようなものが明らかになったほうが皆のモチベーションが上がる、ということだと思いますが、それは私もご指摘の通りだと思います。通常、他のスタジアムを見ても、設計に1年ないし1年半をかけ、その後に施工で1年ないし1年半くらいというものが多いと思います。実際に、設計プロセスに入り着工していくということになれば、それはトントンと進むものだと思ってはいます。ただそれに、どの段階から入っていけるかというと、ここで私が「平成何年から」という話をすると、話が一人歩きしてしまいますし、来年から3ヶ年の市の事業を積み上げていく実行計画の作成をちょうどやっているところです。これはこの秋、各区1ヶ所で市長がタウンミーティングのようなこともやりたいということで今、調整をしています。どの事業にどれだけお金をかけていくという調整をやっていくわけです、市としてお財布は一つですから。その中で事業を平準化していくというプロセスがあります。
まず一点目には、検討委員会の中で、どういう施設をどういう段取りで造っていくかということも含めながらご検討いただき、一定の方向を出していただくというのと、それが出た後には、やはり特に財政面を含めて市の全体計画の中で調整をさせていただき、それでいつくらいに着工していくということになっていくと思いますので、もう少しの間、ご辛抱いただくことになると思います。新実行計画は平成23年度からですので、今年度中には市長も各区を回り、皆様のご意見を聞きながら取りまとめていきますので、その計画がまとまる段階では、等々力陸上競技場に対する予算は何年度に、どういう目的で取られるかというのが明らかになってくると思います。

(質問)
今は下打ち合わせをしている段階なのは分かりましたが、今現在「こうですよ」と、例えば「サッカー専用スタジアムと陸上競技場を造ります」、「陸上競技場を3万人規模で造ります」ということについては、全く白紙の状態という認識でいいのでしょうか?
どこまで計画が進んでいるのか、公にできるところとしては、改修なり何らかの処置は取りますよというところまでしか、市民としては伝わってこないのですけれども。その先の部分で「こうします」というところは、まだ公開できる段階までいっていないということでよろしいのでしょうか?

鈴木氏
そうですね。検討状況は、川崎市のホームページで毎回の検討委員会の議事録等を公開していますけれども、その中で読み取っていただく手段が一つ。実際に広く皆様にお伝えするという意味ですと、基本計画や実施計画がある中で、お知らせしていくということです。それは、検討委員会での議論調整が済んで、それから財政的な裏付けの調整が済んで、そういうことをしながら段々、計画の熟度が高くなって、より分かりやすくなっていくという段階です。
最初に再編整備基本構想を出していて、それはまだぼんやりしていますが、それが段々、一つ一つの施設が分かるようになっていくというのがこのスケジュールです。いきなり白紙の段階からポンと出るというのではなく、途中経過は途中経過でご覧いただける状況です。

(質問)
もし、サッカー専用と陸上競技場の両方があったほうがいいとなったとき、等々力陸上競技場整備基金となっていることで、サッカー専用スタジアムを造る基金にはならないのか、という認識にもなってきてしまうのではないかと思います。整備基金とは、どこまでの範囲で使えるものなのでしょうか?
例えば、等々力陸上競技場整備基金として集めたものを、等々力緑地の緑を増やすために回されてしまっては、サッカー、スポーツの環境を良くしたくて寄付したのになぜ緑に?となってしまいます。
どこまでのことに基金が使われるのか、位置付けが分からないので、はっきりしていただけますか?

大谷氏
等々力陸上競技場整備基金に関しましては、やはり、観戦環境の改善を第一の目標に掲げて整備基金を作った経緯がございます。あくまでも22万人以上の皆様の請願を受けまして陸上競技場を改修していこうと。皆様の期待をしっかり受け止めて、それに充て込むための基金でございます。サッカーのファンの皆様の期待値が大きいのは、現実問題としてとらえております。ですので、仮に再編整備の方向性がD案となって、サッカー専用競技場を造っていこうというような方向性が出てくれば、やはりこの基金の目的を、そういうところを新釈して、場合によっては基金の目的を変えることを検討しなければならないと考えております。

推進する会 川崎フロンターレ・武田信平社長
私の意見を述べさせていただきたく思います。
まず、私は現時点では、ぜひサッカー専用スタジアムを造ってほしいと思っています。これは、一つは、皆様のおかげでフロンターレの試合が非常に盛り上がっていまして、平均で約2万人のお客様がご来場なさるようになりました。このことによって、川崎市民の皆さんの一体感が出てきていると感じています。地域を大事にする気持ちが非常に生まれているのでは、と思っています。
行政の方にも申し上げているのですが、ホームゲームの試合開始前に川崎市民の歌、市民の歌が歌われる競技場というのはここしかない、それだけ市民の皆さんの気持ちというのが非常によくまとまっている。そういう意味では、川崎市のまちづくりをしていくためには、一つの道具としてフロンターレを使ってもらえればよくて、その入れ物としての器は、専用のほうが非常に良いだろうと、私は思っています。
もう一つは、ただ単に専用スタジアムを造るということになると、後々のことを考えたときに難しくなるという可能性はあると思います。それはですね、例えばヨーロッパを見た場合には、ほとんどが複合の施設になってきています。商業施設やレストラン、いろいろなものが入った施設にして、魅力があるものにすることによって、競技場の稼働が上がっていくということがあるわけです。そういうことを今、世界的には皆さんが目指して造っていっていますので、川崎市でもそういうものにしていってもらいたいと思います。そうやって魅力のあるものが建設されるとなると、資金的な問題でも、そこにただ単に税金だけで100%賄うのではなく、民間の資金も入れ、なおかつ、出来上がった後の運営も民間でやるということも考えられるだろうと思います。そういう意味でも、専用にしていってもらいたいと思います。
が、D案でいったときに、平成36年度以降というのは、私の気持ちとしては待てません。それまで待つのでは、私は納得いきません。では何が問題かというと、建蔽率の問題になってきます。最短でも平成36年度にならないと下水処理施設が完成しない、下水処理施設のスペースを入れないと専用ができない、ということになっています。そうするともう一つの視点としては、これはちょっと野球の関係者の方々には申し訳ないのですが、野球場を別のところに造ってもらいたい、ということがあります。ぜひどこかに代替地を見つけ、そちらに野球場を建設してほしいなと思います。一つの候補地としては、富士見でどうですか、と思います。元々野球場があったところにもう一度野球場を造ってください、ということではいかがかと思います。
建設費を考えたとき、いずれにしてもサッカー専用と野球場を2つ造るということと、陸上競技場を全面的に改修して野球場を造るというのは、両方とも同じくらいのものですよね、多分。建設費に大きな差が出てくるとは、素人考えですが思えない。そういうことから、ぜひサッカー専用をこの等々力緑地に造ってほしいというのが、私の意見であります。
(会場内、拍手が起こる)

推進する会 川崎市陸上競技協会・赤地靖男理事長
武田社長のおっしゃった「平成36年度まで待てない」というのは全く同感です。もっともっと早くやっていただきたい。加えて基本的には、全面改修と(競技が行えなくなる時期が生まれてしまう)全面閉鎖をイコールにしていただきたくない。
陸上競技は年間に、春から秋までの半年ほどで約20日、あるいはそれ以上の日程を取ります。申し訳ないですが、実態を申し上げますと、フロンターレのスケジュールが入って、その間の空いているところに陸上競技を入れるように言われていまして、非常に憤慨しているわけです。これはフロンターレ・武田社長が悪いわけではなくて、一番上のほうから日程を決めるので、それについてここで文句を言ってもしょうがないのですけれども、思いとしてはあります。そういうことがありますので、サッカー専用を造ってほしいというのは、陸上の大きな願いです。それも、早くやってほしいということを申し上げたいと思います。
それとですね、これだけの大都市でサッカーも兼用で競技場が一つしかないのはおかしい、というは私もそう思っています。例えば、確かに横浜は人口が川崎の3倍ほどありますが、日産スタジアムと三ツ沢があるということでは、日産スタジアムでサッカーがあっても支障がない。ただ、川崎の場合は等々力陸上競技場しかないので、フロンターレが入ると陸上は全く使えない。たまたま、スーパー陸上や国際大会があった場合には、教育委員会のほうで優先的に入れてくださっていますが、それ以外の、例えば関東大会規模のものははっきり言って相当迷惑を受けております。競技場が使えるつもりで挨拶等に行ったにもかかわらず、その年の1月の日程調整会議で「等々力陸上競技場は使用できない」と言われ、高体連に大きな迷惑、負担をかけたこともあります。そういった面からもやはり、できるだけ早くサッカー専用を造り、陸上とサッカーを分けていただきたい。他の都市でも兼用でやっているではないかということもありますが、それは地区によって違います。申し訳ないが言わせてもらえば、例えば地方であまり大きな大会がないところと、大きな大会や試合数が多い川崎を比べられても、川崎では限られた日程の中で陸上大会をこなすのが非常に難しいです。そういった点でも、早くサッカー専用を造り陸上と分けていただくということと、一日でも早くそれを実現してほしい。これは私個人ではなく、陸上関係全員の希望であります。
(会場内、拍手が起こる)

司会
申し訳ありませんが時間が迫ってまいりました。私から、締めの言葉に代えて一点、推進する会としての言葉を付け加えさせていただき、終了とさせていただきたく思います。
まず、等々力緑地再編整備検討委員会は、皆様の署名を含め、スポーツの要素を踏まえて立ち上がったものだと思います。そうですよね?

鈴木氏
そうです。

司会
川崎市は、「スポーツのまち・かわさき」と謳っていらっしゃるのですから、再編整備の検討にあたり、「スポーツのまち」に、もっと良いスポーツ環境を整えるということを是非とも常に念頭に置きながら考えていただきたいと思います。
ということで皆様、今日はありがとうございました。

以上