等々力陸上競技場の全面改修を推進する会では、等々力陸上競技場の座席に関する要望書を福田市長に提出しましたのでお知らせいたします。
■要望内容
アジアサッカー連盟が主催する「AFCアジアチャンピオンズリーグ(以下ACL)」において、観客席に関する規定を厳格に適用するという通達が、Jリーグ各クラブにありました。そのため、川崎フロンターレがACLに出場した場合、等々力陸上競技場のバックスタンド1階席及びサイドスタンド立ち見席は使用不可になります。当会といたしましては、川崎のスタジアムをアジアへPRする絶好の機会となるACLにおいて、1階席に観客がいないという状況は避けていただきたい、アジアサッカー連盟のスタジアム規則に基づいた座席を設置していただきたい、と福田市長へ要望いたしました。
川崎市としては、今後等々力陸上競技場の第2期整備(サイド・バックスタンド整備)が控えており、今回座席を設置すると二重投資になってしまうということを懸念されておりました。
当会としては、川崎市の懸念を解消すべく方策の検討を進め、座席設置に向けて川崎市と協議していく所存です。また、福田市長からは今後第2期整備が控えているという言葉もありましたので、発足当初から掲げる安全で快適なスタジアムの早期実現と、市民が愛着と誇りを持って集い楽しめる場の創出に向けて、これからも前向きに活動を継続して参ります。
(参考)アジアサッカー連盟スタジアム規則
第6章 観客関連のエリア
第29条 スタンドおよび観客用の施設
a)スタジアム内の各スタンドは、別個の区域に分割できるようになっていなくてはならない。
b)観客用の座席は1人がけで、床などに固定され、個々に独立し、体に合わせて整形され、番号が付けられ、壊れにくい不燃性の素材で作られたものでなければならない。座席には、座面からの高さ30センチメートル以上の背もたれがなくてはならない。
c)仮設スタンドの使用は禁止である。
以上